ChatGPT

先月リリースされたこのチャットボットですが、世界中で話題をさらっているようです。

これまでのAIシステムと違って、こちらの質問に対して、より人間に近い反応で言葉を返します。

「Siri や Alexa だってそうじゃないか!」と勘繰る方もいらっしゃるかもしれませんが、これまでよりも感情が加わり、抽象概念も含められます。

現時点では音声ではなくテキストベースですが、どんどん広がっています。

アメリカでは学生がこれを使い、レポートを作成して提出したりしているそうです。

AIが書いたかどうかを教授も見抜けないため、ChatGPTを禁止させる学校も出てきているとか。

ついにここまで来ましたか。

このAIは誰かが教えるだけでなく、自分で学習していくスタイルです。

ウィル・スミスが出演した映画の "I, Robot" を思い出しますなぁ。

独自の進化を遂げそうです。

全ての対話がデータベースとなりますので、どんどん精度が増しているのですね。

日本語に対応しているのかどうかは知りません。

ソフトを構築したい

実はCSAも似たようなことを考えていまして、修辞と論理と文法を一気に修正するソフトを作るためいくつかの会社と交渉しているのですが、「難しい」と言われいつも門前払いです。

世界はどんどん進んでいるのに、私の考えを具現化してくれる会社はこの国にはないのかなぁ...

いくつかの企業で伺ったところ、難しい日本語を簡易化するソフトはあるそうなのですが、下手な日本語を修辞的、論理的、文法的に正しい文章を作るのは日本の会社にはまだ無理なのだそうですよ。

これが英語だったら類似のサービスがあるんですよ。

Grammarlyというアプリです。

英語のチェックをしてくれるだけでなく、有料版だったらプロフェッショナルレベルの表現を推奨してくれます。

年々精度が上がっていますが、まだCSAが教えているほどの修辞ではありません。

ただ、これは時間の問題です。

なぜ日本の会社にはこれができないのだろう?

「難しいから」の一言で進めないのは、やはり日本らしい。

CSAには正誤パターンもありますし、データもあります。

どこかいい会社があったら、また投資家の方がいらっしゃったら教えてください。

お願いします。

ちなみにこれからの世界を変えるのは台湾とバングラデシュのエンジニアですよ。

優秀な人たちがどんどん出てきています。

【筆者紹介】

野中アンディ 
(一般社団法人 コミュニケーションスキル協会 代表理事)

子どもから大人までが参加する、言葉が洗練されるオンライン教室「パブリックスピーキング道場」を主宰。アメリカのリベラルアーツ科目である論理、修辞、文法を日本語に応用し、より独自性と創造性の高い言葉の作り方を指導している。現在は認定講師が各自の道場を持ち、言葉の見える化と映像化をテーマに全国に展開中。エグゼクティブ向けパブリックスピーキング、アスリート向けメディア対応などをプライベートレッスンでも教える。超実践的英会話講座「雑談English」シリーズも好評。企業や学校、PTA等講演多数。福岡県春日市出身。詳細はこちら