「パブリックスピーキング研修会」とのこと

自民党内で失言防止マニュアルが

配布されていたと報道されました。

 

これ自体は実は私は悪いことではないと

思いますが、

メディアではレベルが低いとか

情けないなどと酷評されています。

 

確かに内容が幼いことは否めません。

 

メディアと違ってなぜ私がこの動きを

悪く思っていないかというと、

人前で話すときにはいろんなことを

考えないといけないって

改めて知らしめる役割を再確認させる

働きがあるからです。

 

ただ、名前がパブリックスピーキング研修会

ということですが、

彼らが本当に知るべきことはもっと他にも

ありますので、少し物足りないですね。

 

もう少し詳しく述べるのであれば、

彼らがマニュアルで学ぶ内容というのは

パブリックスピーキングではなく、

どちらかというとPolitical Correctness (PC)

というものです。

 

PCとはパソコンではなく「政治的に正しい

言葉」ということです。

 

紛らわしいのが、政治的にと言っても

政治家のためではなく、

この国に住んでいる人たちみんなの言葉を

統一するという意味です。

 

性差、民族、文化などの差別につながる

表現を使わないのは当然です。

 

どちらかというとタブーとされてきた一面、

特にテレビでも性的マイノリティを

バカにするような風潮もありました。

 

みんなそれぞれの専門家ですが、

この辺りは曖昧に教育されていることを

多くの人が気づいていません。

 

日本では社会で自然と身につくものと

考えられているようです。

 

だから大学でコミュニケーション学が

教えられています。

 

そして今回自民党が学んだ

パブリックスピーキング研修会とは違う

パブリックスピーキングを学生が

学んでいるのです。

 

まぁ、学ぶのは良いことですが、

「消去法でこの言葉を使わない」

のではなく、逆に

「この言葉を使えたら説得力がある」

という語彙、

そして「こう話したら説得力が増す」

という論理を彼らが使うべきですね。

 

この発想がないから今の政治家は

みんな同じ語彙で当たり障りのない表現

(例えば、「遺憾です」とか

「あってはならないことです」など)

しか使えません。

 

まぁ、ご存知の通り、

所詮官僚が作る原稿ですけどね。

 

以前は言葉を軽視しても仕事があった

時代を過ごしたかもしれません。

 

実際、浜田幸一(ハマコー)なんかも

めちゃくちゃでしたね。

 

でも今は時代が違います。

 

言葉を重んじる方向に一刻も早く政治家が

舵を切る必要があります。

 

ただ、今回のマニュアルは内容が

もう少し学術的になるべきだとは

私も思います。

 

私も早く彼らにレクチャーできるよう

頑張ります!

 

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