変なプライド

私はうどんやラーメンが好きです。

 

パスタも好きです。

 

パスタを食べる時には音を立てませんが、

うどん/ラーメンの時には音を立てる

ことができます。

 

で、たまにうどん屋さんで西洋人の横で

「音もたてずにそんな食べ方してても

美味しくないだろうに?」と大きく音を

立てながら誇らしげに食べて見せる

おじさんがいます。

 

西洋人は顔を見合わせて呆れています。

 

何の自慢なんでしょうね?

 

同じ光景をアメリカで見たことが

ありました。

 

一緒に渡米した上司が「日本食が食べたい」

ということで私が車で案内をしました。

 

彼は英語が苦手で相当ストレスが

たまっていたようで、

和食屋で落ち着きたいということでしたが、

その店の料理人が日本人ではなく

「なんだ、和食屋なのに日本人

じゃないの?」

と店員に言っていました。

 

日本語で。

 

まぁ、アメリカにはいろんな民族の

人たちが住んでいますし、

和食屋で働いている人たちが

日本出身でないといけない理由は

一つもありません。

 

そして周りのお客さんに聞こえるように

「うどんはこうやって音を立てて

食べるんだよ」

とズズズッと自慢げにすすって

食べていました。

 

私は一刻も早く店を出たかったです。

お客さんに対する態度

 今年はとんでもなくたくさんのお客さんが

外国から訪れます。

 

その数3500万人。

 

加えて、日本で働くために今後5年間で

34万人の労働者がやってきます。

 

色んな文化的背景を持った人たちが

溢れかえり、人種も言葉も振る舞いも

考え方も違う人たちだらけになります。

 

そこで考えないといけないのは、

日本に来る人たちが日本のルールに

従わないといけないのかということです。

 

上記のおじさん達のやり方では

この人たちにとっては日本の滞在が

きっとつまらないものになることでしょう。

 

「日本に来るんだったら日本に合わせろ。

ここは日本なんだから!」と言う人も

います。

 

実は他の国にもそういう人たちが

たくさんいます。

 

アメリカで言えばKKKなんかが

その代表です。

 

ただ、日本にはそこまで過激な思想を

持つ人は少ないです。

 

過激ではなく、一般の人が自文化を

強要するから難しいのです。

 

言い換えるなら、異文化に対する

耐性の問題です。

 

日本は国境に面していません。

 

言語も日本でしか使われない日本語を

使用します。

 

だから違う文化の人に対して脅威と

不安を覚えます。

 

そして自分が育った文化に対して強烈に

畏敬の念を抱きます。

 

自文化を誇るのは良いことですし、

私も日本文化の素晴らしさを誇りに

思います。

 

「程度」の問題なんです。

 

せっかく来てくれるお客さんに対して、

自分の文化だけが素晴らしいと

思うのではなく、

違う文化を尊重する度量は持つべきだと

考えます。

 

そして彼らが日本で不快に思うのではなく、

気持ちよく過ごしてもらえるよう

寛大な気持ちを持てるといいですね。

 

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