プレゼンやスピーチなど公の場で話すことをすべてをパブリックスピーキングと言います。
でも単に話せばいいというわけではありません。
世界で考えれられているパブリックスピーキングにはある目的と方法があるのです。
それは相手を説得するために分かりやすいように話すということです。
自己紹介を例に挙げても日本と欧米では様子が大きく異なります。
あなたが自己紹介する時ってどんな話をしますか?
名前や会社名、出身地そしてどんな経歴とか趣味なんかを話します?
でもそれを聞いても彼らは「ふ〜ん」としか思わないでしょうね。
一方西洋では、自分の自己紹介を聞いた人が皆あなたにこぞって「もっと続きを聞きたい!」と集まりたくなるような話をしないといけません。
そのために、流れを作るのです。
その流れとは:
①自分の表層的な紹介をする(これは日本人がやっていることです)。
②社会的な問題を指摘する。
③自分の経験がその問題解決に役立てる。
④その結果どう変化する。
これをStory Tellingと言います。
パブリックスピーキングでは話の中にこのStoryを展開するために批評的思考をフル活用します。
批評的思考は「自分の周りで起きていることを把握し、何が原因でそれが起こっているのか、なぜ問題なのか、何が解決策なのか」などを考えます。
でないと、いきなり解決策を出そうと思っても、その策が正しいのかどうかが分からないのです。
そこまで考えるの?って思われるかもしれませんが、自己紹介なんて覚えてしまえばいつでも使えます。
そしてパブリックスピーキングは自己紹介だけではありません。
3分間のエレベーターピッチや5分間のスピーチ、そして10分以上のプレゼンテーションなど、いろんな公の場での話がありますが、その時々で目的や展開法が変わります。
特にプレゼンテーションでは論理が必要です。
その話はまた別の記事で書きますね。
いずれにせよ、借り物の表現ではなく自分の言葉で話すことがあなたの価値を伝えてくれます。
次回自己紹介の番が回ってきたら、パブリックスピーキングのチャンスだと考えて、話す前に少しエッセンスを加えてみませんか?
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