ここ最近、ガースーさんは世間から叩かれて元気がありませんねぇ。
国民が我慢している時に自分たちは会食しても許される特別な存在だと考えているのが伝わるから仕方ありません。
その菅首相ですが、日本語が何かおかしい。
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「緊急事態宣言を決定をいたしました」
「十分な資金を用意をいたしました」
「必要な医療を提供をいたします」
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なぜ目的語を2回言う!!!
目的語につく助詞の使い方が一般的な使われ方と違います。
話し方って、つい口癖が出てしまうものです。
そして得てして他の人から指摘されないと気づかない。
側近で指摘する人はいないんだろうなぁ。
側近と言えば、今回の緊急事態宣言の原稿も指摘すべき点がありました。
特に不要な副詞、形容詞が満載です。
例を挙げるなら
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極めて
徹底的な
全力で
大胆に
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これらの副詞は話している人が考えるほど効果はありません。
なぜなら無くても通じるからです。
それどころか、白々しさが伝わります。
多くの政治家が「大胆に」とか「しっかり」そして「丁寧に」とか使いたがりますが、そんなにやったことないんですね。
だから逆効果なんです。
形容詞もそうです。
菅氏が言っていた「未来を担う子供たちの学びの機会を...」なんてのもわざとらしい。
この「未来を担う」をつけるあたりが。
「寄り添う」とかいうのを狙っているのが見え見えです。
この原稿を書いた陰のスピーチライターが演出を狙っています。
国民に響くわけがない!
翻って、私たちの生活の中にそんな不要な副詞などがあるかというと…あるんですよ。
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・すごい
・素直に
・普通に
・正直
・シンプルに
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こんなのは全部無駄です。
最近の日本人は「正直」とか「普通に」とか言わないと話せないのかと思うくらいこれらを使う頻度が高いです。
インタビューに応える若者の8割くらいは「正直、できると思わなかったんで嬉しいなと思います」なんて言っています。
インタビューに応えるんだから正直な感想であることは大前提だろうに。
しかも「嬉しいなと思います」って子供ですかい?
菅氏の言葉に信頼性が感じられないのには他にも理由がありますが、文法的な気持ち悪さと無駄な副詞によって引き起こされるわざとらしさがその大きな要因です。
反面教師として見れば、彼の話し方に普段のコミュニケーションを改善させるヒントもあるんですね。
皆さんも無駄な副詞にはご注意ください!
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