新発想の創出日米差は30年前と同じ
30年前にコミュニケーション学に出会った時に感じた衝撃は、この学問を通した日本と欧米の圧倒的な違いでした。
コミュニケーション、メッセージ伝達、言葉の構築、新しい考えの創出の全てにおいて日本が世界からいかに遅れているかを肌で感じました。
そしてそれは今でも変わっていません。
世の中はゼロイチだのなんだの言っていますが、その作り方を知っている人はそう多くいません。
詮索し、欠点だけをあら捜しして、やらない理由を並べますねぇ。
人間は考えを言葉にして他者と交換します。
考えに独自性があるのだったら、その分独自の言葉を用いなくてはなりません。
誰かが考えたことを横流しているだけなら、誰かが言ったことを横流しにするだけ。
学生のレポートを書くにしても、プレゼン資料を作るにしても、今の日本人は本やネットの情報を並べるだけ。
こんな盗作まがいが許されるのは日本だけなのです。
私は日本のこの部分を変えたいのです。
自分の存在を際立たせたい人にその術を伝えたいのです。
他の人と同じでいいと考えている人に対して、各自が持つ価値の引き出し方を伝えたいのです。
可能な限り多くの人に。
教育にパブリックスピーキングを導入したい
だから私は教育に改革をもたらしたい。
多くの人たちに質の高い教育を提供したい。
何十年も変わらない教科書を教えて満足している、いや世界を知らない教員たちに最先端の教育を提供してあげたい。
そのために私は財団を作りたいのです。
そして奨学金プログラムを設立したいのです。
日本への貢献の仕方は山ほどあるでしょうが、これが私にできる方法です。
現在行っているコミュニケーション学に基づいた講座の規模を大きくしながら、関連する事業を広めていきます。
日本しか知らない教員に世界を教えてあげたい。
仕事が忙しいと嘆くのであれば、その手助けをしたい。
そして世界で活躍する夢を持っている若者に学ばせてあげたい。
教育を通して日本を変えたいのです。
昨夜もCSAメンバーと熱く語っていました。
5教科以外で人生に必要な学びを学ぶ機会を提供したいのです。
私は必ず実現させます。