今回は非言語の話!

ある人がトヨタ自動車の豊田社長の

プレゼンテーションを絶賛していました。

 

でも、見た目で言えば豊田さんの

プレゼンテーションはそこまで優れている

とは言えません。

 

ぜひその人が絶賛していたプレゼンテー

ションを以下のURLからご覧ください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=0DHsNjmIrT4&t=214s

 

先日のCSAプレゼンテーション講座でも

扱いまして、いい教材となりました。

 

まず目立つのは豊田社長の話し方は

ジェスチャーが単調だということです。

 

頑張って使おうとしているのですがほとんど

全てが両手を大きく広げる動きです。

 

80cmくらいの大物を釣り上げた人と同じ

ジェスチャーですね。

 

 

その動作のほとんどが左右対称だという

点も指摘しておきます。

 

また、彼は確かにステージ上を歩きます。

 

まるで欧米のプレゼンテーションのように。

 

でもリズムが同じなため、からくり人形か

人間メトロノームのようです。

 

また、途中で動画を挟んだりしますが、

言葉で説明できないことを露呈しています。

 

そして最大の欠点は、彼が原稿をあまり

覚えていないことです。

 

原稿を持ってきていないだけで覚えてきた

かのように見えるかもしれませんが、

彼は後方にある大きなスクリーンに映った

セリフを棒読みしています。

 

うまく使えたらそんなカンペも便利な道具に

なり得ますが、あそこまで覚えていないと、

視線がずっと同じ方向を見ているのだから

バレます。

 

ただ、日本ではそれに気づかない人が

多くいるのも事実です。

 

では、言語は?

自分で話すことなのだから当然自分で

書いていると考えられます。

 

問題はプレゼンテーション用に原稿を

書けるかと言うことです。

 

プレゼンテーション用の原稿とはパワー

ポイントを使わなくても話せるだけの内容

です。

 

で、今回の内容はどうだったかというと…

 

いいですね。

 

要点が絞られ、聞いている人の感情に

訴える話です。

 

特に、車が20年以上複数のオーナーから

愛車と呼ばれる、だとか創業者から続く

仲間との絆の話など。

 

分かりやすく構成されていました。

 

もう少し速く話してもいいですね。

 

お金さえあれば、ちょっと車でも買いに

行こうかな、と感じる話でした。

 

最後に、このプレゼンテーションの観客にも

苦言も呈しします。

 

冒頭に孫正義さんが豊田さんを紹介

するのですが、その時にもっと歓迎して

欲しいですね。

 

あれでは話す人が可哀そうです。

 

終わった後にも拍手がありません。

 

あれだけ人がいたら誰か一人くらいは

「拍手したほうがいいんではないか」と

考える人もいたはずですが、

誰かが拍手しないとできなかったのかなぁ…

 

プレゼンテーションの仕方も見方もまだまだ

発展途上なのがよくわかる動画です。

 

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