CSAの通常のプレゼンテーション講座は3級から始まり、1級で完結します。

その技術を身につけ、今の仕事で、将来の仕事のための面接で、そしてプライベートな場面でしっかりと自分の考えを伝えるスキルを身につけます。

それが客観的に確認できる場面がプレゼンテーションというわけです。

スキルを身につけると、それを教えることもできます。

 

ここから二つの道に分かれます。

 

CSAの認定講師として教える方はマスター・グランドマスターを修了し、自分で講座を開催します。

もう一つの道は、すでに学校などで教えている先生たちのための教師コースです。

原稿作成の教え方、添削の仕方、プレゼンテーションの評価の仕方を学ぶと同時に、自分のプレゼンテーションも磨きます。

いずれの道も、言葉を教えるスペシャリストの養成です。

 

中学校で

 

CSAグランドマスターの清田直紀さんは公立中学校の社会科の先生です。

先日、1年生の全員にプレゼンテーションの基礎を教え、第一回目の校内プレゼンテーション大会を開催されました。

120名の生徒が原稿を作り、先生が添削をします。

非言語も教え、クラスメイトの前で実際に話します。

こんな学びはこれまでの学校教育にはありませんでしたので、直紀さんもご苦労されたと同時に、勝手がわからない場面が多かったはずです。

そして生徒としても、主体的な学びに戸惑ったことでしょう。あくまでこれは1回目ですので、直紀さんは次回のイベントに向けて大きな成果を得た

ようです。

生徒たちからのアンケートも私に届きました。

みんな準備の大切さに気付いていたようです。

高校で

 

教師コースを修了された五十嵐司さんは私立高校の先生です。理科を教えてらっしゃいます。

こちらの学校の校長先生にもお会いしたことがあるのですが、プレゼンテーション教育に理解を示されており、司さんが教えるプレゼンテーションの授業を新設されたそうです。

プレゼンテーションの本質である情報伝達と説得の秘密を教えて、実践されているそうです。

司さんご自身も模範となるプレゼンテーションを披露されており、生徒たちにとっては貴重なロールモデルです。

先日開催された、プレゼンテーション道場の審査員としても司さんは大役を果たされました。

 

大学でも

 

CSAのグランドマスターとして既に活躍されている篠崎元さんは、普段は大学の先生です。

ドイツ語を教えられていて、ゲンさんとして皆に親しまれています。

彼もドイツ語のクラスでプレゼンテーションを実践しています。

私は英語を大学で教えてきまして、プレゼンテーションを私も授業の中で採用していました。

また、海外から留学している学生たちにも英語でプレゼンテーションを教えていました。

どっちにしても同じです。

このプレゼンテーションの考え方は外国語教育に必須なんですね。

だって、主体的に話せるようになるから。

CSAで学んだ知識をゲンさんも存分に伝えています。

 

学校教育でプレゼンテーションが教えられる日は確実に近づいています。

特に「プレゼンってパワポでしょ?」だなんていう短絡的な考え方が支配的な日本に、教育から大きな風穴を開けたい!

一人ひとりが独立した考えを持ち、批評的に判断し、それを論理的かつ修辞的に言語化する術を習得する過程がプレゼンテーションだという認識を全国に広めたいのです。

CSAで学んだ内容を授業に実践的に取り入れてくれる先生たちは私の心強い仲間たちです。