あなたには分かりますか?

先日の英語講座での出来事。

 

seatという単語の発音を教えていました。

日本語にはサシスセソという音があります。

でもseatをシートと発音すると別の単語に

聞こえます。

 

それがsheetです。

 

紙を数えるときに使ったり、日本人が好きな

ブルーシートという単語で頻繁に聞き

ますね。

 

で、そのsheetを日本語にしようと思ったの

ですが、私にはどうしても和訳できなかった

のです。

 

皆さんも辞書を引かずに日本語にしてみて

下さい。

 

紙はpaperですし、薄い膜は英語では

membraneという単語になります。

 

よく考えたら、料理のレシピでも

「シート状に伸ばし」とか書いてあります。

 

あ!ペースト状という表現もありますね。

 

ペーストって何???

 

で、辞書を引いてみました。

 

sheetは①ベッドに敷くシーツ、敷布。

なるほど。

で②紙やガラスなどの薄板…

 

これか!

 

でも私はこれまでの人生で薄板という単語

を発したことが一度もなく、かつ聞いた

こともありません。

 

薄い板の単語がないから作ったことが想像

できます。

 

③は薄い広がり。

 

すでに単語ではありません。

一般的に浸透している単語がsheetにはない

のですよ。

 

ちなみにpasteは糊ですね。

コピーペーストのペーストです。

 

で、なぜ糊状と言わないのか。

 

まぁ、ここからは想像ですが、糊の形状が

変わったからでしょうね。

 

ただ、解せないのがsheet。

 

本来日本語になかったことが推測できます。

絶対に目の前にあったはずなのに。

 

それと全く同じことがcommunication

にも言えます。

 

一般的にはコミュニケーションで通って

いるこの単語。

 

一言の日本語にできません。

 

そして拡大解釈され、恐らく「楽しく会話

して人間関係を築く」といった理解で

しょうね。

 

本当は「伝達、交信、通信」という意味

です。

 

定義としては「メッセージ交換のプロセス」

とされます。

 

で、日本語のコミュニケーションに含まれる

余計な「楽しく」とか「人間関係」とかが

含まれる要因は、日本文化が人と接する

ときに「関係性がある人とは衝突を避ける」

傾向をあまりにも強調するからです。

 

日本になかったから日本人が初めて触れる

中で違う意味が付与されたのです。

 

まぁ、だからこそこの国ではコミュニ

ケーションが苦手だという人がたくさん

いるんです。

 

本当は交信という意味だけなのに。

 

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