コミュニケーション学からすると

私は3年前に大学を辞めましたが、

その時からオンライン会議システムを使用

しています。

 

大学の教員時代に海外の大学の講座が

すでにオンラインだと知り、これからの

大学は大きな転換期を迎えると考えました。

 

当時はハーバード大学がYouTubeでどんどん

講義を世界に配信していました。

 

そして宿題を出し、実際に提出された優秀な

論文を書いた学生に奨学金を与え、優れた

頭脳を囲い込み始めました。

 

実に賢いソーシャルメディアの活用法です。

 

日本の大学が「マイケル・サンデルの講義が

YouTubeで見れるんだって!」という

ことで、単にそれに興じていた頃、

アメリカの大学は更に先を考えていたの

です。

 

だから私は大学を辞め、教える形態を変え

ました。

 

アメリカは学歴社会です。

 

日本はそうではありません。

 

とりあえず大学に行けばある程度いい会社に

勤められるという不思議な慣習はあります。

 

でもアメリカの場合は、いい大学+いい成績

が求められます。

 

だから教育/研究のレベルが高いのです。

 

断言しましょう。

 

日本の教育水準は低いです。

 

この低さの理由は教育だけではありません。

 

社会の責任でもあります。

 

一般企業も採用の際に成績を重視していま

せん。

 

入ってから育てるものだと主張するために

OJTと都合よく言い張ります。

 

非常に無責任なシステムです。

 

また、多くの企業が「3年間は給料泥棒」と

未だに言っています。

 

なんなら、変に知識があるとその企業の色に

染めにくいからと、体育会系の従順な若者を

取りたがる会社がたくさんあります。

 

社内でしっかりとした教育ができない証拠

です。

 

諸外国のように本当の実力社会であれば、

知識や技術の高い若手が入ってきてこそ

全体の意識も高まります。

 

年功序列や終身雇用もなくなりつつある

(実際にまだあるのが驚きですが)日本が、

今後考えないといけない課題です。

 

そして教育も産業界も、この期に及んで

テレワークが進みません。

 

昨日の毎日新聞の社説に書いてあったのは

「テレワークの活用 環境整備は企業の

責務だ」。

 

確かに、遅いのは総理大臣だけではあり

ません。

 

「うちはテレワークなんてできない」と

言い、できない理由から挙げる企業側の

対応の悪さも指摘されるべきです。

 

そして、浮かばれないのは、整備が整って

いないということで、判子を押すために

満員電車で出社しないといけない社員です。

 

頭を使えば解決する場合がたくさんあるはず

です。

 

経営者は少なくとも環境整備はしてあげない

といけません。

 

与えられないと何もできないのは、試験に

向けた知識の詰め込みを目標とする

この国の教育政策の失敗です。

 

ゼロから生み出す訓練をやっていないのが

原因です。

 

その訓練が批評的思考です。

 

私がこのコラムの表題にコミュニケー

ション学を含めている理由は、この学問

には本来のプレゼンテーションに求められる

批評的思考が備わっているからです。

 

日本ではプレゼンテーションはうわべだけの

パワポ資料/原稿読み上げ発表会と考えられ

がちです。

 

でも、本来のプレゼンテーションは思考から

問われます。

 

何を考えるか、どう考えるか、そして原因と

結果の因果関係を見出すことから始めます。

 

それを言葉として『呈示』することが

プレゼンテーションなのです。

 

パワポ資料/原稿読み上げ発表会はおもちゃ

みたいなものであって、海外のものと

比べるとプロとビギナーくらいの差があり

ます。

 

でも海外ではプレゼンテーションを

「考える手段」として捉えますので、

批評的思考が可能なのです。

 

それを言葉にするから論理的思考ができる

ようになります。

 

CSAでは2級講座でその考えを教えます。

 

なぜなら大学で教えている内容を社会に

適応できるように教えているからです。

 

頭の使い方から鍛えます。

 

お知らせ

CSAでは洗練された言語コミュニケーション

のために、プレゼンテーションを通した講座を

展開しています。

英語と日本語で論文を書き、国内外の学会で

発表してきた野中アンディが作った、賢く話すための

学術的なスキルを学ぶ講座です。

 

オンラインで随時体験会も開催しています。

 

詳細はほぼ毎日配信される無料のメルマガに

掲載されていますので

まずはメルマガにご登録して、

じっくり読んで納得してから

受講してください。

 

ご登録はこちらから!

↓   ↓   ↓   ↓

https://www.reservestock.jp/subscribe/81306