欧米ではワクチン接種が始まりました。中国も始まりました。
そして中国は賢い戦略で、外交としてワクチンを利用しています。
日本ではワクチン接種は厚生労働省の発表によると、医療従事者が2月下旬、高齢者が3月から摂取開始予定だそうです。
すでに3ヶ月遅れている。
そりゃそうですよ。
ワクチン開発できない国なんだから。
新聞やネットでは日本は先進国の中で最も遅い、という記事が出回っていますが、そもそも日本を先進国に入れることが間違っています。
そして中国を未だに発展途上国と見ている点も間違い。
常日頃、私は日本をプレゼンテーション後進国だと主張していますが、それはプレゼンテーションに限ったものではありません。
今回のワクチン開発、接種に関して後塵を拝している姿とプレゼンテーション後進国は象徴的に同義なのです。
日本は1980年代にバブル景気を迎えました。が、この原因は単なる為替変動です。
当時のドル高を是正するためにプラザ合意の後、円高が進みました。
その後、ルーブル合意でさらに進んだ円高と日銀の低金利政策により、実体のない好景気となったわけです。
日本は技術力などで世界をリードしたわけではありません。
事実、何も世界を先導していません。
30年続く不景気に加え、少子高齢化、そしてコロナウィルスに対する後手に回り続ける対応によって、日本の経済、財政はズタボロで、内需には期待できません。
プレゼンテーションでガラパゴス化しているのは、日本でしか通用しないやり方を続けてもいい、と考える「変われない人」がたくさんいるためです。
「そりゃ、外人はそんなプレゼンするかもしれないけど、日本じゃ通用しない」という安易な言い訳をする人は日本の立ち位置を誤解しています。
世界から遅れている危機感が全くない。
特に、批評的思考という世界基準の考え方を日本人はまだ知らない。
文化を問わず必須の考え方だというのに。
だから国際会議で発言できない。
それどころか会社の会議でも発言できない。
懇親会でも、外国の人たちが輪になって談笑していて、どんどん新しい人脈とビジネスチャンスを広げていても、それを眺めているだけ。
「なんか映画みたいですね」なんて言っている人たちばかり。
G7に入らせてもらっているのはお人よしにお金をどんどん出すからなんですよ。
この国の政治家を見ていても、期待はできません。
「きちんと」が口癖の政治家たちを筆頭に、大多数の日本人はきちんとできない。
文法的にも文化的にもあやふやで曖昧で玉虫色です。
きちっとしていないけど、なぜだか最後はふんわり決定されます。
全ては周りを見て、前例を踏襲してでないと何も決められない。
新しい考えを出すことができない。
だからワクチン開発ができないのです。
中国はハラールに対応できるよう豚由来でないワクチンを作り、売っています。
よく考えついたものです。
中国は以前から、アフリカやアジアの多くの貧しい国のインフラ整備に低利で貸し付け、明らかに返済が不可能なのに都市計画に投資をしているのです。
工事は当然中国企業によって行われます。
現地の人たちが将来返済が無理だと分かったら、その部分は中国に吸収されます。
つまり街がきれいになったと現地の人たちに喜ばれ、結果的には中国のものになります。
既にザンビアが中国に返済の延期を求めています。
現に、スリランカのハンバントタ港は融資が返済できず、中国企業に明け渡されました。
「そんなことしてたら現地の人がかわいそう」と平和ボケした日本人は考えることでしょう。
でもそれが世界なんです。
実際にバブルの時に日本人は何をしたでしょうか?
無駄遣いと馬鹿騒ぎだけです。
実際に世界の人たちとやり合ったら、どれほど狡猾に話を進めるかに圧倒されるはずです。
なぜなら日本のように相手との人間関係、その向こうにいる人間関係、それが反映される敬語、はぐらかす言葉、相手に合わせる態度、お辞儀の角度などの考慮よりも、メッセージ伝達を重視するからです。
日本はもっと危機感を持たなくてはいけない。
考え方も話し方も。
そのどちらもがコミュニケーション。
今回書いた内容は英語を話す際に必須です。
・外から見た日本
・批評的思考
・プレゼンテーションの方法
・社交
・政治
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