意外と分からない自分の声
録音した声って自分ではない気がしませ
んか?
ご存じかもしれませんが、声帯や口の形に
よって作られた自分の声を聞くのは頭蓋骨を
通すから、普段聞こえているのは他の人が
聞いている音と違います。
でもそれは響きだけではありませんで、
声の大きさにも言えるのです。
大学の教室で学生に発表をさせても、近くに
行かないと聞こえないような声で答える人が
います。
その人の声が出ないのではなく、
空間認識能力の欠如です。
「この大きさの教室ならその声じゃ聞こえ
ないでしょうに」ということです。
それから結構大きめの会議などで発表しよう
とした人にマイクが回ってきたら
「あ、マイクは結構です」と言いながら、
せっかく渡されたマイクをテーブルに置い
て、結局聞こえない人。
「思っているほどあなたの声はそんなに響き
ませんよ」ということです。
「マイク要りません」という人には複数人
会ったことがありますが、だいたい声に自信
を持っているようでした。
カラオケに行ったらさすがにマイクを
しっかりと持っていました。
しかも狭い部屋で。
声は非言語のひとつ
日本では「言葉とは何ぞや」という問いに
対して、音声言語と結びつくことが多いよう
です。
でも言葉を口から発した瞬間に非言語要素が
たくさん含まれます。
声の大きさ、抑揚、間の取り方、顔の表情、
思い出す際のしぐさなどはその代表です。
実は純粋な言葉/言語要素とは、ワープロで
打たれた文字のみなのです。
文字は意味と直結しています。
イコールの関係です。
意味は誰にとっても一定であり、その中間
などはないためデジタルな関係です。
それに対して非言語はボリュームを変える
ように自在に変化させることができます。
抑揚の強弱も、間も、表情も。
全部アナログな特徴であり、連続的です。
簡単にコントロールできる部分です。
まぁ、マイクが不要だという人が他の人から
の親切なアドバイスを受け入れ、空間の
大きさを把握する術を身に着けたら周りの
ストレスはかなり軽減されますね。
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