言葉にも体幹がある

皆さん、体鍛えてますか?

最近、オンラインばかりでどうも体がたるんできました。

緩んでいます。

こりゃいかんと思い、さすがの私も体を鍛え始めました。

高校生の時は毎晩5キロ走って、寝る前に腕立て、腹筋を50回しないと落ち着かなかったのに、今は楽をする生活に慣れてしまいました。

で、この数年注目されているのが体幹です。

腕や足の外側だけの筋肉だけではなく、胴体の見えない筋肉が体の軸を作る上で重要です。

特にスポーツをする際には見かけの筋肉ではなく、ぶつかりにも強い、どんな姿勢でも制御できる力が求められます。

 

これって言葉と同じなんです。

見た目の言葉とは、例えば敬語の類です。

それだけを使えるようになっても、新しい表現を自分で作り出すことはできないのですね。

最近の傾向として、何にでも「~させて頂きます」を使えば、その道の専門家のように勘違いしている”通ぶった”営業担当者が多いです。

2回目まではまだ我慢できますが、3回目からは薄い印象が出てきます。

こんなのはバイト用語に毛が生えたようなレベルです。

へりくだりたければ「いたします」で敬語として充分なのに。

猫も杓子もこればかり。

そんなところから知識の浅さがにじみ出てきます。

見た目が小綺麗なのに話すとがっかりするときに共通するのは、言葉の軽さを感じる時です。

人前で話すのに、普段着の言葉しか持ち合わせていないのは恥ずかしいというのに、それに気づいていない。

そして相手の話し方の巧みさが自分よりも上か下かということは瞬時に分かります。

コミュニケーション能力の特徴でもあります。

だから話が上手いと自信がつくのです。

だからこそ相手がしっかり自分の話を聞いてくれるのです。

現役教師がパブリックスピーキングを学んだ結果

先日、CSAで学ばれたある学校の先生に直接伺いました。

CSAで言葉を磨くと利点があります。

①話し方が上手になる。

②授業に自信が持てる。

③子供たちから「分かりやすい」と言われる。

④子供たちに話し方を教えられる。

この先生はすでに公立の中学校でプレゼンテーションを教えています。

受験科目ではないのに教える価値を感じているからです。

また、「自信をもって話せるから保護者対応が変わった 」とおっしゃる先生もいました。

道場形式で修辞をじっくり学ぶか、論理と修辞を一気に学んで授業に生かすか!

CSAで学ぶ先生たちは確実に成長し、現場で有効活用しています。

形だけではなく、根本から変わるから見掛け倒しではありません。

学級崩壊になるか浮上するかの境界はここにあります。

ぶつかられても、どんな姿勢であっても、態勢を保つことができるからです。