驚愕の事実!

先日、「本来プレゼンテーションは原稿を

書くところから始まる」とお伝えしました。

 

でも残念ながら多くの人はそうは考えて

いませんね。

 

象徴的なのは先日放送されたNHK Eテレの

番組「しまった!~情報活用スキルアップ~」

という番組でした。

 

なんてタイトルなんでしょう!!

 

デーモン小暮さん(彼は自分を閣下と呼ばせたいようですが

私にはそんな存在ではありません)が司会をして

プレゼンテーションの解説をしていました。

 

以下のような流れで番組は進行しました。

 

小学生らしき子どもたちが3人出てきて

自分たちのやり方でプレゼンテーションを準備します。

 

まずは手書きでグラフなどの資料を作ります。

 

次に話す内容を原稿にします。

 

「あとはアドリブで」などと言いながら

パワーポイントを作ります。

 

 

発表の時には2人が話し、1人がスライドを操作します。

 

ちなみに3人とも服装が同じでしたので

1日で収録しているようです。

 

当然うまくいくわけはなく、

いくつかの問題点をナレーターが指摘

します。

 

終わったらデーモン小暮さんが

「お前たちもタブレットで確認してみろ」

と乱暴に指導します。

 

で、番組のアドバイスとしては、

聴き手の心に響くためには以下の

3つの技が必要だということです。

 

①文字は少なく、キーワードで書く

②写真やグラフをしぼりこむ

③繰り返し練習する

 

そしてその練習するポイントとして、

「分かりやすい言葉か」、

「スライドは見やすかったか」、

「スライドを指して身振り手振りを入れて話していたか」、

「スライドの切り替えのタイミングはよかったか」、

などが含まれるそうです…

 

なんですと!!

 

ほぼ全てがパワポのアドバイスじゃないですか!!

 

NHKもそんな考えを広めてしまって

いるんですよ。

 

プレゼンテーションを作る過程が間違えて

いますし、準備の時間が短すぎます。

 

論理を無視し、言語表現も一切考慮されて

いません。

 

これではプレゼンテーションが

コミュニケーションスキルの上達と

関連して考えられるわけがありません。

 

日本ではプレゼンテーションは当日の姿

しか見ていませんが、

本当はコミュニケーションスキルを養う訓練

という側面もあるのです。

 

時間をかけてしっかりと原稿を作り、

それをサポートする資料を作るのが本来の姿。

 

なんなら資料が無くてもできるのが

プレゼンテーションです。

 

仮に映し出されたパワポ資料があった

としても、

話し手はスクリーンを見てはいけません。

 

スライドを替える役割も必要ありません。

 

ホントは一人でやるのがプレゼンテーション。

 

だいたいここはデーモンさんではなく

アンディですよ。

 

私も頑張らねば!

 

誰よりも「しまった!」と思ったのは、

この番組を福岡で見ていた私でした。

 

小学校の学習指導要領の改訂は来年です。

 

その中でもプレゼンテーションが目玉の一つです。

 

そこで求められているのはパワポの作り方ではありません!

 

早くこの矛盾を解消し、

本当のプレゼンテーションを全国で

広めないと!!

 

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