大阪の地下鉄での話

大阪メトロの公式サイトで堺筋線を

Sakaisuji Lineと訳すべきところを

Sakai Muscle Lineと表記して

しまったそうな。

 

筋を筋肉と考えてmuscleと

してたのですね。

 

まぁ、実は日本ではよくある話です。

 

海外から帰ってきて、

「変な日本語が書かれたTシャツを

着てる外国人が歩いていた」

とか笑い話で言っている人がいますが、

その人が来ているシャツに意味の通じない

英語が書いていることすらあります。

 

大阪メトロは2017年に市営地下鉄から

民営化された会社だそうで、

いつからこの誤訳があったかは

分かりません。

 

大阪メトロの発表では、

業務の効率化のために

マイクロソフト社製の翻訳ソフトを

使ったそうです。

 

つまりマイクロソフトの責任だそう…

 

とまでは言っていませんでしたが、

これは完全に大阪メトロの責任です。

 

更に、仕事で翻訳ソフトを使うという発想を

改めるべきです。

 

一度外国語から日本語にしてみると

分かりますが、

翻訳ソフトの和訳は未だに文法的に

めちゃくちゃなんです。

 

普段から翻訳ソフトを使っている人がいるのでしたら

知っていたほうがいい事実です。

 

実はマイクロソフトにしても

グーグルにしても実は

ほとんど母国語話者と変わらないレベルで

訳せるソフトをずいぶん前から

開発しているのですが、

ほとんどが軍事目的な解読として

使われており、

一般的に出回っている無料の翻訳ソフトは

質の低いものだけです。

 

だから本当は高品質の翻訳技術を持っている

グーグルなどは日本語でしか

書かれていないサイトをボットに

読ませることができ、

その内容の信頼性を見てSEOを

決定しているのですね。

 

簡単に分かる翻訳された文章

大学で英語を教えていた私は

よく学生に英作文の宿題を

出していましたが、

彼らがちゃんと宿題をしたかどうかは

簡単に見分けられます。

 

一生懸命日本語で考えたものを英訳した

形跡があるものと翻訳ソフトを通したものと

の間には実は大きな違いがあるのです。

 

ついでに、英語の母国語話者に訳を

手伝ったものも見分けられますので、

学生から提出されるものは大きく

3種類に分けられます。

 

その中でも翻訳ソフトを使った訳

だけには単位をあげることはできません。

 

だって英語の授業だからです。

 

だから翻訳ソフトを使った時点で

私の授業の単位を彼らは落としていました。

 

ちなみに外国人に見てもらったものは

OKです。

 

なぜなら私に提出する際に完全なものを

出そうとする態度が伝わるからです。

 

翻訳ソフトがあるから海外に行っても、

そして海外のお客さんが来ても大丈夫だと

かなり多くの日本人が思っているようです。

 

先日、知り合いが海外で行われた商談会に

参加した時のこと。

 

彼は誇らしげに翻訳アプリを使い始め、

それを通して海外の人たちと話せると

思ったらしいのですが、

とてもじゃないけどスピードがついていけず、

先方が業を煮やして立ち去ったり、

何人かいたとしても会話に参加できなかったり

だったということでした。

 

そりゃそうですよね。

 

使えません。

 

というか、こんなものに頼っていいと

考える人はあまり海外にはおらず、

世界には複数の言葉を話せる人が圧倒的に

多いのです。

 

翻訳ソフトなどに頼らないでも

何らかの外国語を話せないと

生き残れない時代がすぐそこにまで

やってきています。

 

単一言語しか話せないのは

世界では完全なる少数派なのです。

 

何でもいいから別の言語を

操れるようになるとものの見方が

変わります。

 

そして何歳であっても遅くありません。

 

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