コミュニケーションへの誤解

 

コミュニケーションが苦手だなぁ、とかコミュ力のプレッシャーが、とかで悩んでいるのだったら、そんな方にこそヒントとなる考え方を紹介します。

 

多くの会社がこれを社員にコミュニケーション能力求めています。

でもコミュニケーション能力って何なのでしょうか。

 

私は多くの企業の社長さんや人事担当者の方々に彼らが考えるコミュニケーション能力のイメージを聞いてみました。

そこで出てきた答えは

「良く話を聞いてくれる人」だとか

「相手を不快にさせない人」

または「話が途切れない人」ということ

でした。

 

ふーむ…何か物足りません。

 

コミュニケーション能力が必要だと言っている割にはこれが何を指しているかが明確ではありません。

コミュニケーション学の中に対人コミュニケーションという分野があります。

この分野はコミュニケーション能力を詳しく研究しており、ここではこの能力を「適切にかつ効果的にコミュニケーションをする能力」だと定義します。

ちょっと詳しく考えてみましょう。

適切とはルールから外れないということです。

その場で最も適した判断と反応を示すことが期待されます。

つまり言っちゃいけないことを言わない、そして一番求められていることを言う、ということです。

「なんでこいつはいつもこんなことしか言えないんだ?」といわれる人は決してコミュニケーション能力が高いとは言えませんね。

空気を読んで、言うべきことを言わないということではありません。

次に効果とは無駄のない様子を言います。

ダラダラと話して結局何を言いたいのか分からない人っていませんか?

話す量は多くても質が全く伴っていないのであれば聞いていて疲れます。

今書店では論理的思考をテーマとしたビジネス書がたくさん並んでいますが、それは相手が分かりやすい話し方ができない人が多いことを示しています。

論理的思考を本当に身につけたいのであれば、考えるだけでなく実際にそれを言葉にする訓練が必要です。

 

すぐにできる訓練は、同じ言葉を繰り返し使わないことを意識して実行することです。今すぐに取り組んでください。

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