なかなか難しいのが最初の一言
プレゼンテーションの第一声って実は
難しい。
日本の場合は、「え〜、ただいまご紹介に
預かりました○○です。」から始まるパターン
が多いかなぁ。
ただ、これって直前に紹介されていることが
前提です。
つまり同じことを繰り返しているのです。
無駄ですね。
最近ではキャッチーな始め方を勧める人も
出てきました。
いいことです。
話をするのであれば、人の心をつかまえ、
引きつけないといけません。
その際に多く使われるのが疑問文で始める
手法。
悪くはない。
でも実は単純な疑問文はプレゼンテーション
のキャッチーな始め方としてはあまり効果が
ないのです。
特に最近目立つ第一声。
「2864。皆さんはこの数字、何だと思い
ますか?」
分からん!知るか!!
あまりにも唐突すぎて、かつ漠然として
いて、何を意味しているかを類推するのは
どう考えても不可能。
答えは無限にあります。
これでは逆効果でして、引き込まれる
どころか迷子になります。
もっとダメなのが「皆さん、誰かと喧嘩した
ことはありますか?」と言った単純すぎる
質問。
当たり前じゃい!
誰でも喧嘩はしたことあります。
この質問の答えはあくまで「はい・いいえ」
のどちらかのはずです。
だから広がりがないのです。
はい、と答えたらそれで終わりです。
本当にキャッチーな始め方をするので
あれば、広がりがある、そして思わず考えて
しまう言葉を使わないといけません。
2864…勝手に私が作り出したセリフでした
のでこの数字が何を意味しているのかは私も
分かりませんが、僕だったこんな使い方を
します。
「昨年検挙された2864人の詐欺師の行動を
調べた結果、人と接する際の共通の習慣が
見つかったのですが、それは次の3つの
うちのどれだと思いますか?」
もう一度お伝えしますが、この数字は私が
勝手に作り出していますので、そんな共通点
は今は何の証拠もありません。
ぷぷぷ。
でも、答えを知りたくなりませんか?
2番目の例で言うなら、「喧嘩をした後に
仲直りをする唯一の魔法の言葉は、
『ごめんなさい』ではありません。
何だと思いますか?」
そう言われたのなら考えるきっかけ、または
ヒントがあります。
「これからどんな話が待っているのだろう」
という期待につながるのです。
プレゼンテーションの始め方は他にも
いっぱい、いっぱいありますよ!
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