CSAでは、思考と言語表現を軸として日本語が知的になる話し方の講座を展開しています。
間違いなく他に類を見ない内容です。
日本でコミュニケーション講座と言えば、接し方、表情、発声などを元アナウンサーや接遇の達人などが教えることが多いです。
感情を込めたら伝わるという短絡的な思い付きです。
これは日本の国語の授業でやたらと言われるから仕方ないかもしれません。
結果的に下手な役者みたいな誇張が完成します。
でも、知的さはそこじゃないんです。
知性は論理と語彙に宿るんです。
今日は語彙の話をします。
自分で持つ単語/表現を意味するのがこの語彙ですが、これを自在に操ることを修辞と言います。
言葉に飾りつけをするのです。
いろんな修辞技法があるのですが、その中でも特に重要な抽象名詞についてお話しします。
日本語では俗に分かりやすい話と言えば「具体的」と形容されます。
そして例を挙げたらそれでいいと考えられがちですので、文頭にいきなり「例えば、」を持ってきて話を始める人もいます。
単なる例ですので、本来その前に説明が来ないといけません。
この段階で「あ、この人、話があまり上手くないな」と感じるきっかけとなります。
コピーライティングなんかでそんなのを見かけることもあるかもしれませんが、日本語のコピーライターは修辞と言えば知性ではなくノリの良さのみに焦点を当てているようです。
「そうだ京都、行こう。」みたいなもんです。
私が強調したいのは、動きのある目に見える動詞を、目に見えない名詞に変える技法です。
これだけで話が知的になりますので、実践してみてください。
例えば「しっかり見る」は具象度の高い表現です。(すでに説明していますのでこの「例えば」は大丈夫)
動きがあります。
簡単に想像できますね。
これを「凝視」または「観察」と言います。
じゃあ、「ずっと」は?
これは「継続的/持続的」でしょうね。
それでは「ホッとする」は?
「安心する」でもOKですが、「精神的安定」
と言うと更に抽象度が上がります。
動詞がなくなるからです。
生まれたての赤ちゃんを見て「ずっと、しっかり赤ちゃんを見てたらホッとします」と言うのはごく一般的な表現です。
でもこれは話す時は許されますが、書く時にはどうでしょう?
書くのが苦手な人はここに原因の一つがあるんですね。
「新生児の継続的観察は精神的安定につながる」
という風にしたら、親になったばかりの人の知的なプレゼンテーションに早変わり!
違いは「抽象度を上げた」だけです。
日本のプレゼンテーションに欠けているのはこうした修辞です。
そして日本人の普段のコミュニケーションにもこれがない。
私が主張している「信頼される言葉の使い方は知性に宿る」とはこういうことです。
抽象名詞は少し訓練したらすぐに身に付きます。
そしてできるようになったら言葉の使い方が面白くなります。
より生産的になるし、思考の言語化が簡単になります。
これを学ぶのがプレゼンテーションなのです。
私がずっと論文を英語と日本語で書いてきたから、もっと細かく指導できるのです。
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