どうでしょうね?

スティーブ・ジョブズを崇拝している人、

多いですよね。

 

彼のプレゼンがどうのこうのと分析して、

世界でプレゼンテーションをした

初めての人が彼かのように説いています。

 

そんなことはありません。

 

彼はごくごく基本のプレゼンテーションを

やっただけです。

 

最近では豊田章男氏のプレゼンが上手い、

と評する記事を見つけました。

 

それもどうかな?

 

何とかして彼のプレゼンテーションの指導が

できないかな、と考えていたところでした。

 

その記事によると豊田さんも

スティーブ・ジョブズみたいに

歩き回ってプレゼンしてると言うこと

でした。

 

確かに原稿を読むだけのプレゼンではなく、

ジェスチャーを使う人は増えてきました。

 

でも形じゃないんですよ。

 

みんな型から入ろうとするのがいけないの

です。

 

最近の手ぶらでステージに上がる人たちは、

実は客席最前列にある大型モニターに

映っているセリフを読んでるだけなんです。

 

アメリカのCEOたちはそんなことしません。

 

実はモニターはありまして、見ようとしたら

見ることができます。

 

でも自分の後ろに移っているページを

確認するためだけのものなんですね。

 

そして日本人が見ているのは

プレゼンターの振る舞い、

つまり非言語なんです。

 

目線を客席に向けて、ステージ上を歩く。

 

またパワーポイントを使うってのも非言語。

 

そこに欠けているのは

言葉のコミュニケーションなんですね。

 

ここで指す「言葉」とは論理と語彙に

集約されます。

 

論理的に展開する術、そして重複せずに

適切な箇所で使う語彙。

 

ついでにジョーク。

 

アメリカのプレゼンテーション教育

アメリカでは子どものころから

プレゼンテーションを訓練します。

 

それはプレゼンテーションのためだけでは

ありません。

 

言葉を鍛えているのです。

 

プレゼンテーションのために論理的に

原稿を書きます。

 

書いているときに、

多くの言葉を使おうとして表現が

重複しないようにします。

 

原稿を書きあげたらそれを覚えます。

 

そしてそれを表現するために

ジェスチャーを入れ、

自然に話せるように鏡を見て客観的に

練習します。

 

そんな訓練をせずに本番を迎えるのが日本。

 

だからモニターというデジタルなカンペを

使って形だけ似せているのです。

 

だからこそ普段のコミュニケーションで

言葉が洗練されません。

 

企業が社員に求める能力に関する

経団連の調査でコミュニケーション能力が

16年連続でトップに挙がっている理由が

そこにあります。

 

それは皮肉でして、16年間日本は

見当違いのものを求めているに過ぎない

のです。

 

企業プレゼンテーションの重要性は

アメリカでは1920年代から

問われていました。

 

一方、日本はスティーブ・ジョブズの

プレゼンテーションを見てからです。

 

遅れること90年。

 

そしてプレゼン=パワポという

歪んだ神話が未だに蔓延しています。

 

スティーブ・ジョブズがやっていたのは、

極々基本的なテクニックであり、

日本人の目には見えない言葉の

組み立てです。

 

CSAの講座を受講した方は全員が別の人の

プレゼンテーションを分析でき、

それを説明できます。

 

それは完全なる副産物ですが、

本人がまず正攻法のプレゼンテーションが

できるようになるからです。

 

彼らはスティーブ・ジョブズだけが

プレゼンテーションの神様だとは

考えません。

 

だって自分たちでも同レベルの説明が

できるからなのです。

 

ジェスチャー、目線、顔の表情、歩く、

などはCSAではできて当然のこと

なんです。

 

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