日米の教育における違い
ただ、アメリカの大学での勉強は
かなり厳しいです。
自分で言うのも何ですが、大学院は
その倍くらい難しいです。
勉強しなければ容赦なく悪い成績が
つけられ、簡単に退学となります。
だからみんな一生懸命勉強します。
大人になる一歩手前の大学生で大きく
成長するアメリカと、
全く勉強せずにアルバイトばかりでも
4年間で卒業できてしまう日本は
大きく違います。
アメリカでは外国語を試験のためには
勉強しません。
自分で身につけてその言語を使おうと
します。
そしてその国に行こうとします。
大学生にならないとなかなかそうした
行動力も生じませんし、
高校生で出来るのであれば経済的に
余裕のある家庭か、いい成績を収めた
限られた生徒だけでしょう。
大学生で外国語を学ぶなら、考え方も
しっかりしています。
生物学的には人間の言語習得能力は
2‐3歳が頂点であって、それ以降は言語を
母国語を基に外国語として学ぶしか
ありません。
また、小学生高学年までは抽象的表現を
理解する力が乏しいため、目に見えない
ものを十分に理解できません。
例えば、いじめはダメだと言っても、
どの程度ダメなのか、何がダメなのかを
具体的に説明しないと分かりません。
それが大学生になると複雑なことが
分かりやすくなるのです。
英語を早く勉強したらそれだけ話せる
ようになるというのは神話です。
中学生からで遅くありません。
また、センター試験は受験者に差をつける
ために重箱の隅をつつくような問題を
出します。
で、それらは得てして使えない表現であり、
何百年も前の古典から持ち出されるのです。
ということで、入試に英語を採用するのは
欠点ばかりです。
12年前に私が問題を作った時、全国で
50万人の受験生が一斉にあの試験を
受けました。
センター試験を全く受けない人もたくさん
いました。
で、その何人が英語をいま話せる
でしょうか?
だとしたら試験のためでなく、
実践的な内容を、実践的に学べる科目に
した方がいいです。
一部の英語教師が考えるような
「格式高い英語」なんかではなく、
誰とでも「普通の」会話ができる英語を
学んだ方がいいのです。
ちなみに、友達もビジネスも、英語で
あれば日本語程は違いません。
すぐに「英語を丁寧に言うにはどう言えば
いいんですか?」と聞く人がいますが、
丁寧の概念が文化で全く違いますので、
「敬語から学ぶ」という順番を捨てること
から始まります。
学校で教えるべきことは、そうした
「使える英語」の習得と
「異文化に対する感度」を育てる教育です。
加えて、正確な発音を同時に学ぶことも
必要です。
いずれも試験に不向きな言語の側面です。
でも外国語を学ぶのであれば
それが求められます。
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