覚えるだけではない学習
私はこれまで教育業界で働いてきました。
大学で多くの学生と出会い、将来を
しっかりと考え、真面目に学ぶ姿を
見てきました。
同時に同じくらいの割合で全く学ぼう
としない若者たちも観察しました。
学生時代にしっかりと勉強しないと
自分の将来は明るくないと分かっていない
かのようです。
少し考えるだけで想像できるはずなのに。
でもその想像ができていないのでしょう。
授業中に先生が話すことが全て正しく、
黒板に書かれることを暗記するよう
言われてきた結果、
日本の教育を受けた多くの人々が
この想像力、いえ創造力が欠如しています。
先生だけではなく、新聞、テレビ、
ネットで流される情報の中から真実を
見極める力が養われていない人が多い国
です。
その証拠として
「こないだテレビで言ってたけどね」
というセリフを未だに聞きます。
本来はテレビに出ている誰が言ったのかが
判断基準であるにもかかわらず、
テレビで流れる情報が正しいかのように
妄信してしまう人が多いのは確かです。
だから健康を扱う番組で、食材の効果などが
報じられるだけでその商品が売切れに
なったりしますね。
自分の周りを批評的に分析する
誰かが言ったことに対して自分が
どう思うかは、
自分の周りで起こっていること
一つひとつを判断できないといけません。
何かについて自分の立場(賛成か反対か)
を明確にし、その理由を論理的かつ客観的に
(誰でもわかるように)言葉で話せる人材を
作らないといけないのです。
先日宮崎県地方で震度5弱の地震が
あった際、体育館で生徒たちにしゃがむよう
指導する先生たちがいました。
そして先生たちはかがんだ子供たちをみて
自分の指導に酔っているかのようでした。
↑ ↑ ↑ ↑
(画質が悪くてすみません)
でもこの指導は何のためなんでしょうか?
私はこの場面では上を向くべきだと
思います。
なぜなら上から何かが落ちてくるかも
しれないからです。
落ちてくる可能性が高いのは蛍光灯などの
電気です。
考えてみたら学校の電気ってカバーもないし、
すぐに落ちてきそうです。
だから教室でも机の下に隠れる指導ではなく、
電気やカバーのデザインを変える方が先だと
思います。
まずは危険を自ら分析して、その危ない場所
から離れることこそ、
ここで求められる行動のはずです。
まぁ、これらは私が勝手に考えていること
ですが、子どものころからの疑問です。
そんな私を人は皆ひねくれ者と
呼んでいました。
でも私は地震でみんなと一緒に生き埋めに
なるのはまっぴら御免だとも思って
いました。
同時に、人とは違う発想を持つことの
大切さは自分で誇りに思っていました。
それが批評的思考です。
当たり前のことに疑問を持つ。
そしてそれを言葉に出す。
人間が先に進む際に必要なスキルです。
真面目に学ぶ大学生に教えないと
いけないのは従順になるのではなく、
自分の意見を言葉に載せて誰かに
伝える術です。
当然社会人にも求められます。
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