ゲームで言い換え
CSAでは語彙を増やす「辞書ゲーム」を毎回の道場で行っています。
例えば、「感謝」を辞書で引くと「謝意、ありがたさ、謝恩」などが出てます。
これが俗に言う語彙の本に載っている解答です。
まぁ、これらを知っておくのは大切ですが、実はこんなことやっていたら時間がかかります。
語彙は広い方がいいと分かっていながら、忙しい日々で単語を覚えるのは面倒臭いですよね。
で、どうしようもなく面倒だったら、こんなのを自分で作ってみてはいかがでしょうか。
感謝=「好意に対する喜び」だとか「恩を受けた気持ちの表れ」なんて言ってみたら、あら不思議。
辞書には載っていない、かつ上手い表現はあっという間に自分で作ることができるのです。
これをほぼ全ての単語でできます。
できなかった例を私は知りません。
NGワード
使っていけない言葉は「状況、状態、もの、こと、様子」です。
これらに日本人は頼りすぎです。
日本人の多くは恐らく "condition" も「状況」と訳すと思っているでしょうが、この単語は「条件」を意味します。
だから語彙が増えないと嘆いている方も、実は簡単に多様な表現を使えるようになるのです。
で、これがいつ使えるか?
それが定義づけられた言い換えです。
『表現の繰り返し』がなくなるのです。
もし「感謝」について話をするのでしたら、そのスピーチの第一声がこれでもいいですね。
「感謝とは恩を受けた気持ちの表れです。この感覚はどの文化にも共通して見られない、多くの場合、笑顔と共に届けられます。」なんて始めてはいかがでしょうか。
ChatGPTなんかに頼らなくとも、文章を書くコツの一つです。
文中に何度も何度も「感謝」が出そうになったら、3回目くらいは「この好意に対する喜びは…」にしてもいいのです。
そしてこの辞書ゲームの繰り返しで立体的な文章を作ることができるようになります。
一つも事柄をいろんな角度で凹凸と共に書くのです。
実は、上手い文章の正体はここです。
単調な文章は、列挙ばかりで、単調ですので、単調な響きがします。
W&PS道場では大人もジュニアも毎週このゲームを行なっています。
反復練習だから確実にこの感覚が身につきます。
他にもあと2つのゲームがありまして、その組み合わせでどんどん文章作成が簡単になりますよ。
これが体系的に日本語を上達させる仕組みの秘密です。
大人は15級から、ジュニアは21級からそれぞれ1級を目指す中で150字から2100字まで書けるようになります。
それを頭の中に入れるものだから、プレゼンテーションが飛躍的に上達するというわけです。
現在、保護者の大きな悩みの一つが生成型AI使用による思考力と文章作成能力の低下です。
そんな悩みは簡単に払拭できますよ。
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