絵に描いた餅

日本に帰化した、つまり日本国籍を持つ人が岐阜県のゴルフ場で会員になれなかったニュースは記憶に新しいです。

特に日本に住む外国人の間で。

この方は韓国人の両親を持つだけで、日本では「在日」と差別される境遇にあったのですが、日本は21世紀になって20年経っても変わりません。

ゴルフ場の会員ごときで国籍が必要でしょうか?帰化してもこれだけ差別するのであれば、この国に来た人たちは何ができるのでしょうか?

現在、多くの企業がダイバーシティとインクルージョンを流行り言葉のように使っています。

が、今の段階では絵に描いた餅です。

吉野家のホームページにも書かれているのにもかかわらず、名前が外国人風というだけで書類選考で理不尽に落とされます。

あっ!野中アンディはもしかしたら書類で落ちるんでしょうか??

この国でダイバーシティは民族的な多様性は入っていないのかもしれませんね。

新しい言葉だから日本人は、日本企業は理解できていないのかもしれません。

LGBTQに代表されるセクシュアリティに限ったことではないのに、ニュースでは取り上げられやすいのか、なかなか民族性に関しては現実的に考慮されていないような気がします。

コンビニの店員が東南アジア系の人たちになっているのはよく見ますが、東南アジア系のコンビニオーナーがどのくらいいるのか、と疑問が生じました。

ホームページを見る限り、セブンイレブンでは外国人オーナーがいるらしいですが、それが正しい姿です。

ごくごく少数派のようです。まぁ、今はイトーヨーカドーですが、元々はアメリカの会社ですからね。

もっともっと増えないといけません。

日本だから日本人が上で、外国籍または元外国籍だったら制限される側、という構造はすぐにやめる必要があります。

それが Diversity and Inclusion です。

大きな企業では上司が外国人、なんてことは別に珍しいことではなくなってきました。

問題は日本のビジネスの99%以上を占める中小企業です。

新型コロナによる入国制限が一日20000人へと来月緩和されます。

観光客も増えることでしょうが、留学生や労働者が増加することが予想されます。

日本人同士なら「いつもお世話になっています」と言うくせに、海外の人にはその言葉が出ない。どれだけ世界にお世話になっているか。

日本だけで生きているわけではないのに。

inclusion の本質は、誰に対してもこの「いつもお世話になっています」の気持ちを持つことから始まります。

そして、この考え方は「日本独自の素晴らしい文化」だなんて思うのなら大間違い。

自分一人で成立しているわけではないと考えるのは万国共通なんです。

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