臨機応変…はそう簡単にはできない
いかなる場面においても柔軟性が求めらます。
前例がないと何もできないのだから新しい問題には柔軟には対処できません。
だからこの国で新しく作るルールには「原則として」が必ず付くのです。
考えることができないのですね。
でも、個人レベルの柔軟性のなさはコミュニケーションの際に顕著となります。
薄くて浅い、見たまんまの具象度の高い言葉しか使えないのはその証拠です。
生産性のある会話をするためには考える訓練をしないといけません。
新しい話題に対して言葉で反応するだけいいんです。
話題を振られて、答えが「分かりません」しか出てこないのは、考えを放棄しているのと同じです。
より正確には、考えるのが下手なんですね。
スポーツと同じで、下手なら練習したらいい。
話すのは得意だけと、書くのは苦手な人の真実
話すのは大丈夫だけど書くのが苦手という人は、実はまともに話せていません。
でも練習をしたら必ず伸びます。
不要な文言だけを並べて、薄い要素だけで占められた文章しか書けないのであれば、それは話す時にもその程度しか情報が出ていません。
そこには生産性が感じられません。
とりあえずその相手との関係性が崩れないように話しているだけが多い。
クリエイティブなんて英単語が頻繁に使われるようになって久しいですが、それは日本ではデザインに関係している場合が多いようですね。
つまりデザイナーにのみ当てはまるのであって、大多数の人たちにとってはきれいごとです。
では、一般の人がこの生産性 (creativity) をいつ求められるかと言えば、作文だけなんです。
作文というと、日本人は書くだけしか連想しないようですが、文を作るとは主語と述語を軸に、その他目的語や副詞に代表される言葉の要素を組み合わせてメッセージを伝達するのですから話す際も全く同じなのです。
つまりスピーキングは作文なのです。
書いたところで意味の薄い文章であれば、しゃべったところで聞く価値もない。
伝える訓練が考えるに直結
「伝わった」ことで安心するような低いレベルの意思の交換ではなく、生産性のあるメッセージを「伝える」訓練が「考える」に直結します。
「伝えるんじゃなく伝わるんだ」なんて言っている人がいますが、大間違いです。
最近では小学校の教科書にも書かれているようですが、これだから日本のコミュニケーションは変わりません。
あなたの存在価値は、新しい考えをコミュニケートする中で醸成されます。
いつの間にか伝わるのではなく、自発的に責任を持って伝えないといけないからです。
ちなみに、私が「書く」と言う時にはペンや紙などは想定していません。
ワープロでキーボードを使って書くんです。
色もフォントも変えずに、文字だけに依存した文章で書くと、その場に最も適した表現で自分の考えを伝えることができます。
これが臨機応変で生産的なコミュニケーションにたどり着く唯一の方法です。
だからパブリックスピーキング道場を作りました。
書き方を学び、洗練された言葉を使えるようにして、実際にそれを自分の口で話します。
体系化された学びがあるから、自らの成長を感じることができます。
CSAで訓練を積んだ講師たちが指導するから安心です。
CSAパブリックスピーキング道場の詳細はこちら
https://commskill.net/presentationdojootona
小学3年生から学べる子どもパブリックスピーキング道場の詳細はこちら