サッカー日本代表選手たちの外国語能力
サッカーワールドカップの日本戦は楽しかったですねぇ。
まだまだ終わっていませんので世界の一流のプレーは楽しめますが、日本が敗れたことで国内の熱気はやはり一段落ついたようです。
私も彼らの活躍を明け方も夜中も楽しんでいました。
でも、私が楽しんだのはそこだけではありません。
試合が終わった後のインタビューが興味深いのですよ。
野球もゴルフもサッカーも、言葉オタクの私としてはこれほど興味深い瞬間はありません。
サッカー選手のメディア対応力
概してサッカー選手は良いコメントをしてくれます。
これは野球の稚拙なヒーローインタビューとは違います。
テンポも違うのですが、内容に大きな差を感じますね。
で、YouTubeでそんなインタビューを見ていたら、サッカー日本代表の選手たちが外国語で受け答えしている動画を見つけました。
日本の放送では日本語のやり取りしか報じられていませんが、実はその後に英語やスペイン語でも対応していたのですねぇ。
興味のある方はこちらの動画をご覧ください。
どれも十分通用する英語です。
私はスペイン語は話せないのですが、久保選手の受け答えの情報量は大したものです。
彼が幼少期からスペイン語を習得していた映像は私もどこかで見たことがあったのですが、こうして改めて見ると素晴らしいですね。
先日、吉田選手の私生活を追ったドキュメンタリーを見て、彼の言語運用能力にも感心していたところでした。
彼らが日本にもたらすのは、高いレベルのサッカーだけではありません。
こうしたインタビューに応えられるまで異文化での生活を突き詰めた結果得られた、世界を体験する方法です。
違う国で慣れない生活を送り、サッカーでも人知れず厳しい練習をしてきた人たちを、敗退したらにわかファンが責めます。
コスタリカ戦での吉田麻也のクリアが弱かっただの何だのと。
でも、そんなにわかファンが全く知ることができない世界を彼らは生きているのです。
それが見えるのがインタビューなのですね。
文句しか言わない奴には見れない、世界で生きる人たちの考えを知ることができる貴重な機会です。
複数言語を操る効果
言語を複数話せるだけで、日本語にも変化を与えます。
日本しか知らない日本人の野球選手のインタビューが幼い原因はここにあります。
違う言語と文化を知らず、高校野球レベルから変わっていないからです。
パンチパーマと金のネックレスが全盛だった80年代から基本的には変わっていません。
誰でも外国語を学ぶだけで日本語が変わります。
この効果はとてつもなく大きい。
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【筆者紹介】
野中アンディ
(一般社団法人 コミュニケーションスキル協会 代表理事)
子どもから大人までが参加する、言葉が洗練されるオンライン教室「パブリックスピーキング道場」を主宰。アメリカのリベラルアーツ科目である論理、修辞、文法を日本語に応用し、より独自性と創造性の高い言葉の作り方を指導している。現在は認定講師が各自の道場を持ち、言葉の見える化と映像化をテーマに全国に展開中。エグゼクティブ向けパブリックスピーキング、アスリート向けメディア対応などをプライベートレッスンでも教える。超実践的英会話講座「雑談English」シリーズも好評。企業や学校、PTA等講演多数。福岡県春日市出身。詳細はこちら。