大学教授の研究スキル売買
Yahoo!ニュースにも載っていたこの記事。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8019a485805ec23bb5109f7b245c61d836fef305
ついにここまで来ましたか。
これが日本の大学教授の姿ですよ。
売る人がいれば買う人がいる。
しかし、元大学教員の私は実は驚きません。
とにかくこの国の教育はレベルが低すぎる。もう10年以上前の話です。
大学入試センター試験の問題作成委員だった私は、いろんな大学教員と一緒に働いていました。
センター試験の作成に関する詳細は明かせませんが、英語がとても苦手な教員が一人いました。
英語問題担当者は部屋の中の会議ではネイティブもいますので英語です。
同じチームで働いていたのですが、彼は自分が話せないため、「発表はお願い」と私に頼んでいました。
この人はコミュニケーション学ではない別の専門分野の英語教員でした。
世間話をしていたら、なぜかとんでもなく英語での論文業績が多い。
「そんなの、一本論文を日本語で書いたら業者に頼んで英語にしてもらえばいいんよ」とケロッとした顔で言い放ちます。
驚きましたね。
そんなことしたら業績が倍になります。
そして自分が所属している大学では政治に興味があり、学部長、学長へと出世する事しか興味を持っていませんでした。
日本の大学教員はこんなのもいれば、全てにおいて「やる気ゼロ」の奴らもたくさんいます。
2次試験で入試問題を自前で作らず、業者に任せている大学もよくあります。
業者がいくつも問題を準備していて、教員がその中から選ぶのです。
ショーもない!
普段から大した講義もせず、入試問題も作らず、偉そうにしているだけの教員が多い。
今回の記事では、「予算がない」だの「待遇が悪い」だのといったコメントが多いようですが、元来お金ではなくレベルの低さがその元凶です。
ノーベル賞を取っている研究者はほんの一握り。
日本人が書いた論文は世界で比べると他の論文の参考文献に選ばれず、この傾向は年々ひどくなっています。
他の研究に与える影響から「インパクトファクター」と呼ばれますが、今や中国の勢いを止めることができません。
英語が出来ないから、というのも原因として挙げられますが、今回の毎日新聞の記事のようにズルをする、レベルの低い研究者が多いのも大きな要因です。
世界に通用する学びを子どもたちに!
私は変えようとしました。政治家にも訴えました。
でも、多勢に無勢。
この国の教育を私ごときが変えるなんて無理です。
だから私は大学を飛び出しました。
分かってもらえる人だけを相手にしようと決めたからです。
CSAグランドマスターの中学校の先生が以前言っていました。
日本の公教育は近い将来、進学塾のサポートに成り下がるだろうと。
同感です。
だから大学に戻ろうとは一切思いません。
私は自分のやり方で日本社会が今必要としている知識を提供します。
やる気のある方たちだけが集まって、言葉とコミュニケーションを学ぶ場を作りました。
今、毎週のようにCSAプレゼンテーション道場へ参加される方が増えています。
自分で言葉を作れると魅力的な人材になることに気づく人が多くなってきたからです。
学校では学ばない修辞
学校では文章の書き方すら教えません。
あなたは習いましたか?
小学校では読書感想文を、中高では小論文を、大学ではレポートを書けと言われますが、書き方を習いませんね?
だから本やネットから抜き出してそれを並べておしまいです。
こんなのだから読んでも面白くない。当然話しても面白くない。
こんなの日本だけなんです。
TEDを見て満足するのは単に情報を並べているだけではないのです。
言葉が美しく、論理的で分かりやすい上に、価値ある情報だからです。
だからの日本のTEDxはどれもつまらない。
人前で字が汚いと恥ずかしいから習字教室に通いますね?
でも、日本人は人前で話すときに下手だったとしてもそれで済ましてしまっています。
パブリックスピーキング道場は修辞教室なんです。
アンディ他、CSA自慢の講師陣がビシバシ鍛えますので、話す言葉、書く言葉が飛躍的に上達します。
話す、書くはどちらも同じです。
この秋、変わるのはあなたです!
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