11月の講演も大成功でした

講演会は楽しいんです。

大学で講義をしていると、学生は私の性格や学問的背景を知っていますが、講演を聞きに来てくださる方たちは多くの場合、私と初めて対面します。

実は何度も聞きに来てくださる方もいらっしゃいます。

初めての方たちは、私が元大学教員だからと、まじめに話をすると思い込んでいますから、初めはどこで笑っていいのか分からないようです。

ただ、最初の段階で笑ってくださる方がいたら、会場は徐々に温まってきます。

 

せっかく私の話を聞きに来てくださるのですからガッカリさせるわけにはいきません。

講演の2か月前からセリフを作り始めます。

1か月前には全ての原稿が頭に入っています。

前の週にはスライドを動かすタイミングを全部把握しています。

だから手元にあるクリッカー(リモコン)で一人で操作しているし、しゃべりとスライドが完全に同期しています。

講演は楽しくないといけませんので、笑ってもらえるポイントをいくつも準備しています。

寝る前も何を話そうか考えていて、自分でウケ始めてベッドの上で笑い転がっていることもあります。

そんな時は寝不足で会場に現れるのですが、会場の雰囲気が変わり始めたら私の調子も上がってきます。

私を初めて見る方は「なんぼのもんじゃい」と斜に構えていることもあります。

でも、こんな方たちが最後には前のめりになるのを見るのが楽しいのですよ。

私の話が人々の関心を引くのは、私のキャラクターではなく、コミュニケーション学がそれだけ成熟した学問であることが要因です。

 

2400年の裏付けのあるこの学問は、人を言葉で説得する過程を研究してきました。

プレゼンテーションと言えば日本では資料を見せながらの説明を指すようですが、本来は資料など不要です。

純粋に言葉による説得は、相手の理解を最優先にすることから始まります。

つまり分かりやすい話です。

 

そのために論理と修辞を重視します。

論理は話のつながりです。

かつ、話題がいくつかある場合には明確に分かれていないといけません。

話題が重なっていると、だらだらと同じ話が繰り返されることになります。

だから話を整理して、まとめて、それぞれをつなげないと聞いている人からすると苦痛の時間です。

 

もう一つの修辞は言葉の飾りつけです。

基本は簡潔性の重視です。

無駄をなくしましょう。

そして語彙の重複がないようにしないと勉強不足と思われます。

頭が悪い人の話は聞きたくありませんよね?

信頼性に直結する豊富な語彙を身につける方法があるんです。

論理と修辞を誰でも極めることができる方法を私の講演では話しています。

これが誰もが前のめりになる秘密です。

全国のPTAで講演を行っていまして、学習指導要領に沿った思考・判断・表現の本質をお教えしています。

講演依頼はこちらからお申込みいただけます。
https://commskill.net/koenkigyogakkopta

講演料はご相談ください。

教育関係はお求めやすいお値段で行っています。