日本人に必要な考え方

 

ロゴスとは論理を指します。

 

最近、あなたの周りに論理的思考をやたらと

連呼する人いませんか?

 

そんな人に限って「論理!論理!」と

感情的になってたりします。

 

私はそれを見て笑います。

 

日本文化でのコミュニケーションにおいて

最大関心事は人間関係の維持です。

 

だから日本ではこれまで論理はあまり重宝

されていませんでした。

 

どちらかというと論理を主張すると毛嫌い

されることさえありました。

 

でも論理とはそんな堅苦しいものでは

ありませんで、物事を順序よく話すことを

意味します。

 

例えば関西電力の上層部が地元の助役から

恫喝されたらこのままでは関係性が壊れる

かもしれないから、仕方なく金品を受けとる

とかいうことも報道されています。

 

まぁ、その助役は故人ですので真偽のほどは

よく分かりませんが、それが言い訳として

出てくるあたり日本文化を象徴しています。

 

論理的にはおかしな話ですが、関係性が優先

されている好例です。

 

「人間は論理だけじゃ動かないんだ!」と

主張する人たちは、自分がそうした日本文化

に影響を受けていることに気づいていないの

でしょう。

 

恐らくそんな人たちには「論破」=「悪」

なのでしょう。

 

そして言いくるめられます。

 

論理を無視しても、関係性を重視しすぎ

ても結局論破されています。

 

安倍首相とトランプ大統領を見てもそれは

明らか。

 

金丸信元副総理が言った「思いやり予算」

とは実際は「お人好し予算」。

 

単に論破されただけです。

 

そんな日本人も、いえ日本語で考える

人たちも、論理性がないと生きていけない

ことに気づき始めたようです。

 

断言しましょう!

 

論理的に話せないと説得は絶対にでき

ません。

 

その論理が何かを知っている人が日本には

あまりにも少ないのです。

 

論理は学校で教えるべきことの一つです。

 

外国語教育にも通ずる論理的思考

この論理の発想がないのに外国語を教えて

いるのが実は私には滑稽に見えて仕方あり

ません。

 

英語、ドイツ語、そしてラテン語に起源を

持つ言語は論理を重視します。

 

日本語のように関係性重視の言語を直訳して

も分かりにくい話しかできないのです。

 

だって分かりにくくても平気でメッセージを

発信する文化だから。

 

ちなみに先述の関西電力の話で言えば、

またも黒塗りの資料が出てきました。

 

これがまかり通ってしまうのが日本社会なの

です。

 

論理的思考ができない人はメッセージの

受信者の理解を軽視し、形だけはメッセージ

を発信しているだけなのです。

 

パワポ資料だけのプレゼンテーションも

全く同じでして、論理的思考のかけらも

ありません。

 

論理的な思考とは相手が分かりやすい話を

展開するということ。

 

そのために道筋を作ってあげます。

 

全ては聞いている(または書いている)人の

ために理解のしやすさを図ることなのです。

 

論理を考えない日本文化に根付いた言語の

組み立て方は外国語には当てはまりません。

 

世界を舞台に活躍する日本人を育むために、

そしてすでに大人になっている人が世界に

通じる人材になるために最も求められて

いるのがこの論理的思考。

 

論理的思考を養うために最も効果的なのが

文章を書くことです。

 

書けないと話せませんから。

 

話すのは得意だけど書くのは苦手、という

人は実は発言量が多いだけで順序立てて

話せていないんですね。

 

だからCSAでは原稿から書くプレゼンテー

ションを指導しています。

 

分かりやすい話だから人が動く、つまり説得

できるんです。

 

論理に訴えるとは、どう考えてもこれが

正しいという順序でまとめられるから相手

から指摘されにくいということです。

 

そして英会話はプレゼンテーションだと

いうことを強調しておきます。

 

英会話といえば「質問をすること」で満足

しているのは日本人だけでして、他の国の

人たちは皆自分を英語で説明することと

捉えています。

 

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