書くのが効果的

話すのが苦手という方は書くところから始めないといけません。

書けないという人も、もちろん書く訓練をしないといけません。

話すことと書くことは全く同じです。

日本には話し言葉、書き言葉という謎の区分けがあります。

だから原稿を書く際に「です・ます調」を「である調」にして書くことで、全く別物として区別している人がいます。

本来、原稿とは一言一句話す言葉と同じにしないといけません。

新しいアイディアを言葉に載せて、これまで聞いたことの無い表現を使うチャンスなんです。

そして書けないものは話せるわけがないのです。

ネット情報を集めるのはNG

書き方を知らない人に原稿を書くよう伝えたら、かなりの人がネットから情報をかき集めてきます。

そしてそれを並べたら文章が完成すると信じているようです。

そんな文章の多くが、単なる例の列挙で終わっています。

「SDGsには〇〇、〇〇、〇〇、そして〇〇という特徴があります。そのうちの一つが〇〇で、これには〇〇、〇〇、〇〇という三つの理由があります…」

一見すると論理的なこの文章は、別の報告書の受け流しでしかありません。

あなたも思い当たりませんか?

学生時代のレポートってそんな感じで書いていませんでしたか?

だいたい、レポートの書き方って習いましたか?

学校が教えないからそんな文章しか書けないんですよ。

アメリカの学校ではこれでは盗作と見なされます。

私もそう見なしますし、受講生にはそう指導します。

これでは自分の言葉を出すチャンスが全くありませんし、このせいで日本人の多くが文章を作るのを苦手としています。

独創的な修辞がないから、聞いていてもつまらないのですね。

最短3ヶ月で身につく表現力

これは学べば最短で三か月で身につきます。

コミュニケーションのための道具が手に入ります。

だからCSA受講生はプレゼンテーションのお題が出たら、ネットで調べないように指導しています。

調べたらその段階で別の人のアイディアだからです。

普段からいろんな話題を知っておかなければなりません。

これもコミュニケーションスキルに大きく影響します。

だって、知らないことだらけだったら新しい話題を出すことができないのだから、その人とのコミュニケーションが面白いわけがない。

そうでなければ、会話をしていて「あ、ちょっと待ってください。これからググりますから」って言う人と話していて楽しいですかって話ですよ。

新鮮な素材と良い道具

ネタとは寿司で言えば素材を指します。

新鮮な素材がなければ話はできない。

話すのが下手、そして話すネタもないのであれば、コミュニケーション能力が高まるわけがない。

コミュニケーション能力を上げたければ常に学び続けないといけません。

コミュ二ケーションスキルを深い基礎から学び、それが話の道具となります。

話題が豊富になると、それが話の素材となります。

高いお寿司屋さんのように、高いコミュニケーション能力は、良い素材を良い道具で仕上げて完成します。