パブリックスピーキングが今の日本社会に必要な理由

日本の教育では個性は育ちません。日本の教育では新しい発想は育まれません。

だって、国も教育委員会も教員も、児童/生徒を型にはめるのみで、自由な考えを伸ばす教育をできないからです。

手を挙げた子供が「〇〇さんと同じ意見です」と言って称賛するバカな教育で溢れています。

ぐんぐん伸びようとするトップクラスの児童/生徒を底辺にまで引きずり下ろす教員ばかりです。

日本の教育は「初めに答えありき」です。

その答えから外れたら教員は間違いだと主張します。

理科の問題で模範解答と文言が一言でも一致しなかったら間違いだと教員は言い張ります。

それは教員が柔軟な解釈と対応に関する力に欠けているからです。

ちなみに、キリスト教の聖書は「初めに言葉ありき」で始まります。

先日受講生の方から面白い話を聞きましたよ。

アメリカの学校はオンラインが始まった際、相互の意見交換の難しさから各教員が授業をする必要性がないことに気づいたそうです。

その結果、インプットは影響力のある教員が一人行えばいいと判断し、残りの教員は生徒の作文の添削に変えたそうです。

合理的ですね。

対照的に日本の教員は「やっぱり対面でないと授業ができない」と言い張り、やはりここでも進化のチャンスを自ら放棄し、テクノロジーの使い方を知りません。

ただ、私が思うに、日本の場合は正確に添削できる教員が圧倒的に少ないです。

添削を個人の感覚に頼っているからです。

第一、彼らは添削など習ったことがありません。

それはCSAを受講している教員の皆さんが口をそろえておっしゃっています。

体系的に添削をするシステムがこの国の教育にはないのです。

アメリカのような合理的な柔軟性があれば、忙しくブラックな職場の代表である日本の教員の環境も改善されるはずです。

でも、せっかく柔軟な考えを持って、純粋な気持ちで入ってきた新人を、頭の悪い管理職がダメにします。

だから1-2年で若い教員も毒されます。

伝統的で古典的で非効率的な指導法を変えることができません。

60か所の着目ポイント 添削マニュアル

あ、ちなみにCSAには講師だけが使える添削マニュアルがありますよ。

60ヵ所の着目ポイントがありまして、講師は皆それを養成講座で叩きこまれます。

CSAの講師(アップグレーダー)養成講座では、道場でも同時に学ばなければいけませんので、実際に原稿が書け、プレゼンテーションができ、かつ添削もできるようになります。

これがあればアメリカのように日本の教員は全員が正確に添削をできるようになることでしょう。

当然私はこの活動をビジネスとして行っていますので、簡単に渡すわけにはいきません。

 

まぁ、教員が自分で書けない限りマニュアルを持っていても理解できないことでしょうが。

では、知的な言葉を使えるようになったら何が可能になるのかが次の話題です。

道具を与えることで、生徒/児童が考えを自由に言語化できるよう導けます。

型にはめるのではなく、課題を与え、それに対して正面から答える訓練がようやく可能になります。

そして知的に話せるようになります。

彼らの口から出てくる言葉は論理的で、修辞的で、文法的に正しい文章です。

今のバカ製造機みたいな日本の教育から卒業できます。

例えば、以下のような言葉では学校では褒められるでしょうが、CSAでは不合格です。

「僕はこの本を読んで本当に良かったと思います。作者の気持ちに寄り添って、主人公の気持ちがしっかり分かりました。これからもこの主人公のように勇気を持って生きていこうと思います。」

もし論理と修辞と文法を学んだら、小学生でもこうした言葉に変わります。

「この本が明らかにした教訓は、私の人生に役立つと確信しています。作者の意図は十分すぎるほど理解できました。この中で得た勇気の大切さが、私の心に今でも深く響いています。」

上の主観丸出しで幼い表現しか使えない原稿が、どうやったら下のように知的に変化するかはCSAの添削でマニュアルに全て説明されています。

これができるようになるため、CSAには賢い教員が集まるのです。

みんな日本の教育を良いものにしようと必死に学びます。

それはジュニアパブリックスピーキング道場の子供たちも同じです。

小学4年生の発表です。動画を御覧ください。↓

受講すると言葉を想像する楽しみを得ます。

考えを言語化する過程が嫌でなくなります。

与えられた課題に対して、全くのゼロからイチを作り出すことができるようになります。

巷で言われているゼロイチの発想はこの教授法無しでは達成できません。

そして日本の教育は、このままでは絶対に衰退するだけです。

 

ジュニア道場も大人の道場も全てレトリックに則った学びであり、強い人間力を養えます。

 

言葉で困っている方。

主張を強く訴えたい方。

議論で負けたくない方。

新しい考えを作りたい方。

自分と家族を守りたい方。

周りと良好な関係を築きたい方。

 

あなたに必要な学びは確実にパブリックスピーキングです。

学びたい方はパブリックスピーキング道場へ
訓練を積んだ認定講師が待っています。
https://commskill.net/presentationdojootona

教えたい方、早く上達したい方はスピーチアップグレーダー養成講座へ
https://commskill.net/csamaster

 

【筆者紹介】

野中アンディ 
(一般社団法人 コミュニケーションスキル協会 代表理事)

子どもから大人までが参加する、言葉が洗練されるオンライン教室「パブリックスピーキング道場」を主宰。アメリカのリベラルアーツ科目である論理、修辞、文法を日本語に応用し、より独自性と創造性の高い言葉の作り方を指導している。現在は認定講師が各自の道場を持ち、言葉の見える化と映像化をテーマに全国に展開中。エグゼクティブ向けパブリックスピーキング、アスリート向けメディア対応などをプライベートレッスンでも教える。超実践的英会話講座「雑談English」シリーズも好評。企業や学校、PTA等講演多数。福岡県春日市出身。詳細はこちら