アメリカからお便り
昨日、西南学院大学から交換留学生として
アメリカで勉強している学生から
LINEが届きました。
今学期(1月から5月)は
パブリック・スピーキングの授業を
取っているらしいのです。
パブリック・スピーキングとは日本でいう
プレゼンテーションです。
でもパワポに書いたものを読み上げる、
日本で俗に言う「プレゼン」では
ありません。
論理的に原稿を書き、
修辞(詳しくは昨日配信したメルマガを
ご参照ください)を施し、
原稿なんかを見ずにメッセージを
伝えるのです。
ちなみに、日本語には「演説」という単語が
ありますが、
これは福沢諭吉がスピーチの訳語として
使ったことで一気に広まりました。
彼がアメリカに留学して目にしたスピーチを
日本に紹介したのです。
20世紀初頭の話です。
実はその頃ディベートのようなものも含めて
パブリック・スピーキングが流行しました。
でも型を取り入れたのまでは
良かったのですが、
そのやり方までは輸入できて
いなかったのです。
惜しかった!
受けてみるとやっぱり難しい?
実は、交換留学生にとって
アメリカの大学の正規の授業で
パブリック・スピーキングの授業を
受けるのはなかなかの挑戦です。
私も受けたものですからその難易度は
十分わかります。
最大の問題は、単純に英語で授業を
受けていることです。
でもアメリカ人にとっては母国語です。
だから日本でも母国語である日本語で
勉強すればいいのです。
すると、新たな発見があります。
言葉に敏感になり、
新鮮な考えができるようになるのです。
考えだけではありません。
コミュニケーションが新鮮になります。
で、何故私がこの学生のことを
知っているかというと、
去年の前期に彼らの留学前準備講座を
担当していたからです。
週に一度選抜された学生たちがが受けないと
いけない講座でして、
私は留学先での学生生活指導、
文化の違い、論文の書き方、
そしてプレゼンテーションの方法を
教えていました。
その学生曰く「パブリック・スピーキングは
アンディ先生の授業で習ったことと
全く同じでした!」ということです。
一度私の授業を受けていますので、
言語が違っていても内容が分かっているだけ
理解が早いはずです。
だって一度同じ内容を日本語で
受けてますから。
アメリカの大学で教えられている
全く同じものを日本でも学べます。
世界基準のプレゼンテーションを
大学に行かなくても学べるのが
CSAなんです。
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